確定申告が全くわからない!基礎の基礎からお話しします

この記事は約5分で読めます。
スポンサーリンク

1月から3月にかけて、「確定申告はお済みですか?」というCMが流れてきます。
また「確定申告を行うと得することがある」という話も、聞いたことがあるかも知れません。

確定申告は税金を納めるために必要な手続きですが、どんな手続きが必要なのでしょうか。誰が対象でどんな準備が必要か、いつまでにどこに書類を提出すればいいのか気になりませんか?

そこで今回は、確定申告が全くわからない方向けに、どういうものなのかを簡単に紹介します!

スポンサーリンク

確定申告とは

確定申告とは、一年間の収入に対して所得税などをこれだけ納めます、という報告を行う書類です。

対象となるのは前年の1月1日から12月31日までの収入で、翌年に申告を行い、税金を納めます。

確定申告は主に会社づとめをしていない、自営業やフリーランスの人が行う必要があります。

会社づとめの人は毎月の給料から税金が引かれているため、基本的には必要がありません。

ただし会社づとめの人でも、次の場合は確定申告が必要です。

・二ヶ所以上の会社で働き、収入がある。
・副業などでの収入が年間20万円以上ある。

・年間の給料が2000万円を超える人。
・株取引や不動産などの収入が年間38万円以上になる人。

・競馬や懸賞などで大金を当てた人。

会社づとめの人で特に注意したいのが、副収入がある人です。
本業とは別にアルバイトやダブルワークを行っている人は、確定申告が必要です。

また会社づとめをしながら副業で収入がある人も、確定申告が必要です。
例えばフリマアプリでハンドクラフトを販売している、趣味で同人誌を制作している人などです。

この他にも対象となる場合もあるので、本業以外の収入がある人は、念の為確認しましょう。わからない場合は税務署や、税理士に相談すると安心です。

確定申告するとお金が戻ってくる?

会社づとめでも、次の人は確定申告を行うと税金が戻ってくる場合があります。

・会社で年末調整を行っていない人。
・転職したり、退職して自営業やフリーランスとなった人。

年末調整をしていないと、税金を余計に支払っている可能性がでてきます。
退職した人は年末調整を行っていないことが多いので、確定申告を行って正しい納税額を確定しましょう。

・パート・アルバイトの給料から税金が差し引かれている人。

学生さんのアルバイトでも、確定申告でお金が戻ってくる場合があります。

・一年間の医療費が10万円以上になった人または家族。

確定申告を行うと、医療費控除が受けられてお金が戻ってくることがあります。
対象となるのは個人ではなく一家族なので、持病がある方は計算してみましょう。

・はじめて住宅ローンを組んだ人。

条件にもよりますが、住宅ローンを組むと所得控除が受けられる場合があります。
そのため確定申告を行うと、お金が戻ってくる可能性があります。

・ふるさと納税をした人。

ふるさと納税とは、希望する市町村に納税をすることで、返礼品がもらえる制度です。

ふるさと納税は複数の市町村に納税できますし、本来の税金以上に納税することも可能です。

そのためふるさと納税で収めた金額によっては、確定申告を行うとお金が戻ってくることもあります。

確定申告はいつ、どこに提出するの?

確定申告は、対象となる年の翌年の、2月から3月の一定期間に書類を提出します。
令和2年分に関しては、令和3年2月16日(火)から3月15日(月)までに提出しなければなりません。

提出方法は税務署に直接提出する他に、郵送・ネット(パソコンまたはスマートフォン)からの提出も出来ます。

現在の状況で外出せずに、ネットから提出できるのは便利ですね。

書類の提出先は、今住んでいる市町村の税務署です。
期間内に引っ越しをしていた場合でも、提出時点で住んでいる地域の税務署に提出しましょう。

確定申告を行う時に必要なものは?

確定申告を行うには、次の書類などが必要です。

・確定申告書
・青色申告決算書または収支内訳書

これらの書類に収入や経費などを書き込みます。
税務署でもらえるほか、国税局のサイトからダウンロードも可能です。

国税局・令和2年分 確定申告特集(準備編)
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/shinkoku/tokushu/r02junbi/index.htm

ネット経由で提出したい方は、国税局のサイトで作成することが可能です。
またパソコンの経理ソフトには確定申告書を作れるものもあるので、利用されている方は確認しましょう。

・各種控除証明書

住宅ローン控除や医療費控除、生命保険の支払額がわかる証明書などです。
確定申告書と一緒に提出しないと、控除が認められないので必ず用意しましょう。

・本人と確認できるもの

マイナンバーカードがある方は、必ず用意しましょう。
無い方は、マイナンバーが書かれている通知カードか住民票を用意します。
この他に、免許証などの公的な身分証明書も必要です。

・金融機関の口座番号または通帳

確定申告で確定した税金を納める時と、お金が戻ってくる時に使います。

・印鑑

意外と忘れがちですが、印鑑を押さないと書類として認められません。

その他にも自分の状況に応じて、必要な書類が増える場合があります。
わからないときは税理士さんや、税務署に相談すると確実です。

まとめ

確定申告は税金を支払うために必要な手続きで、自営業の方は必ず提出しなければなりません。

会社づとめの人でも副業やダブルワークを行っているなら、必ず提出しましょう。

確定申告は税金を納めるための手続きですが、払いすぎた税金が戻る手続きでもあります。

全くわからないからと確認しないと、損をしてしまうかも知れませんよ。

確定申告は税金に関わる大切な手続きなので、自分に必要なのかを確認することからはじめませんか?

▼関連記事 確定申告が必要なのは年収いくらから?副業やアルバイトの場合は?

▼関連記事 確定申告をやらないとどうなる?やらなくても大丈夫?

▼関連記事 確定申告の基準となる「掛け持ちの人は103万円以下」とは?

▼関連記事 確定申告をずっとしていないけれど…大丈夫なのかな…?

▼関連記事 確定申告はWeb申請できる!スマホとPCでの方法を紹介!

▼関連記事 確定申告の計算をシミュレーションするには?状況別に紹介!

▼関連記事 確定申告は副業でも必要?会社にバレない?

コメント