蓄膿症でやってはいけないことは何?悪化させないためには!

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鼻づまりや鼻水の症状が出ると、風邪を疑って市販薬を飲む人も多いかと思います。

しかし症状が長く続くようなら、蓄膿症(副鼻腔炎)かもしれません。

蓄膿症は正式名称を「副鼻腔炎」といい、鼻の奥が常に重く、ドロッとした鼻水などの症状が出る病気です。

つらい症状を抑えるための方法いくつかありますが、逆にやってはいけない事もあります。

そこで今回は、悪化させないために蓄膿症でやってはいけないことを、6点紹介します!

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鼻をすすらない

蓄膿症の症状の一つに、緑・黄色のドロッとした鼻水と、鼻の奥が重くなるような鼻づまりがあります。

これは頬・目の下・額などに鼻とつながる空洞があり、この部分が炎症を起こしているからです。

蓄膿症に限らず鼻水の症状が続くと、常に鼻をかみたくなります。

しかしティッシュが手元にない時など、つい鼻をすすってしまうことがあります。

この「鼻をすする」行動は、蓄膿症を悪化させる原因となってしまいます。

鼻水は鼻の粘膜にホコリや雑菌がついた時に、外に押し出すために出るものです。

しかし蓄膿症の鼻水は、鼻の粘膜から出た膿が主な成分です。

そのため黄色や緑ので嫌な匂いがする、ドロっとした鼻水となるのです。

そんな鼻水をすすってしまうと、鼻の奥や喉に菌を送り込んでしまいます。

そうなると炎症が広がってしまい、慢性化する可能性があります。

蓄膿症以外でも鼻水はすすらず、こまめに鼻をかむ事が大切です。

特に蓄膿症の場合は、絶対に鼻をすすってはいけません。

鼻の中をさわらない

子供の頃からの癖で、つい鼻の中に指を入れてしまう人もいるかもしれません。

しかし鼻の中は雑菌が多く、健康な時でも鼻をさわるのは危険な行動です。

蓄膿症の人の鼻は、いつもよりも雑菌が増えた状態です。

この状態で鼻をさわると奥へ雑菌を押し込んでしまい、症状が悪化する可能性があります。

蓄膿症でなくても、鼻の中は雑菌だらけなので触ってはいけない場所です。

もし触ってしまった時は、すぐに石けんで手を洗って清潔な状態にしましょう。

虫歯を放置しない

蓄膿症は、虫歯が悪化したときにも発症することがあります。

虫歯は放置すると症状が悪化し、顎の部分まで広がって炎症を起こしてしまいます。

もし上の奥歯がひどい虫歯や歯周病になると、炎症が上顎から鼻の奥まで広がることがあります。

これが原因で蓄膿症となった場合は、「歯性副鼻腔炎」と呼ばれます。

歯医者が苦手という方も多いですが、虫歯は放置しても治りません。

また虫歯は初期の治療の方がつらくなく、放置するほど治療は大変になります。

蓄膿症となるほどの虫歯となると、歯が抜けるほど症状が悪化している可能性もあります。

蓄膿症でなくても虫歯かなと思った時は、すぐに歯医者の予約を入れて検査してもらいましょう。

市販の点鼻薬に頼りすぎない

蓄膿症の薬には市販薬があり、どうしても病院へ行けない時の味方となってくれます。

特に鼻に差し込んでスプレーする「点鼻薬」は、鼻の通りが良くなりやすく、とても便利です。

しかし市販の点鼻薬は多くの人向けの薬のため、自分の症状と合わない場合もあります。

また毎日の様に使い続けると、薬の効果が出にくくなることもあります。

市販の点鼻薬は一時的に症状を抑えることが出来ますが、これだけで完治するのは難しいです。

蓄膿症だと思っていても、実は違う病気の可能性もあります。

もし病院へ行ってないのなら、診察を受けて病名をはっきりさせる必要があります。

その上で自分にあう薬をもらい、市販の薬はなるべく使い続けないようにしましょう。

鼻うがいを何度もやらない

蓄膿症の治療法の一つに、鼻うがい(鼻洗浄)があります。

鼻うがいは鼻にぬるま湯や専用の洗浄液を流し、鼻の奥を洗う方法です。

鼻うがいのメリットは、鼻をかむよりも上手に鼻の雑菌や汚れを落とせることです。

鼻の奥まで洗うこともできるため、鼻づまりや不快感もすっきりします。

ただし慣れないうちは鼻の奥に水が残ることがあり、場合によっては痛みがでます。

また水が残ってしまった場合、その水が原因で炎症が悪化する可能性もあります。

さらに一日に何度も洗ってしまうと、鼻の粘膜が荒れて逆効果になります。

市販のキットもありますが、出来れば医師の指導を受けてから始めることをおすすめします。

鼻うがいで鼻が痛いなどの症状が出た時も、必ず医師の診療を受けましょう。

無理をしない

蓄膿症でつらい症状がでても、自分は大丈夫だと無理をする人がいます。

しかし症状がひどい時はきちんと休み、治療を受けることがとても大切です。

蓄膿症が悪化すると、常に頭痛が出て眠れなくなることがあります。

鼻の奥が常に重苦しくイライラしやすくなりますし、匂いや味がわかりにくくなります。

無理をしていつもどおりに働いた結果、症状が悪化すると完治まで時間がかかります。

また体が弱っていると、他の病気にもかかりやすくなります。

蓄膿症を予防するためにも、規則正しい生活とバランスの良い食生活は大切です。

そして蓄膿症となった時も、しっかり体を休ませて治すことを優先しましょう。

まとめ

蓄膿症は鼻づまりと鼻水の症状が出るため、人によっては風邪かと思って放置することがあります。

しかし放置しても治りづらい病気ですし、一度悪化するとなかなか治りにくい病気でもあります。

蓄膿症かなと思った時は、耳鼻科または歯医者で診療を受けることをおすすめします。

鼻はやさしくしっかりかみ、飲み込んだり鼻を触ることはできるだけ避けましょう。

たかが鼻だからと放置したり自己判断で薬を飲むのは、症状を悪化させる可能性があります。

つらい蓄膿症を治すためにも、やってはいけないことを避けて、スッキリした生活を送りませんか?

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