
私たちの気持ち良い生活と切って離せない習慣、「歯磨き」。でも、歯磨き粉の中には買ってはいけないものがあるってご存じでしたか?
以前に別のブログで「買ってはいけない歯磨き粉!商品名と理由も紹介します!」https://idmddz.com/2269.htmlという記事を上げましたが、今回は別の長く使うと良くない成分に含まれている歯磨き粉(商品名も含む)を紹介したいと思います。
この成分と商品に気をつけて!

①研磨剤
歯磨き粉に含まれている「研磨剤」とは、歯の表面の食べものかすや着色(ステイン)などの汚れを落とすもので、清掃剤とも言われます。
成分表には、「炭酸カルシウム」や「炭酸水素ナトリウム」・「無水ケイ酸」などと書かれているものがその役割を果たします。パッケージにホワイトニング効果とある場合、ほぼこの成分が入っています。
特にタバコをたくさん吸う人やコーヒーをよく飲む人は歯に色が着きやすくなるので、このタイプの歯磨き粉を使う人もいるようです。しかし、この研磨剤にはいくつかのデメリットもあります。
デメリット①:歯の表面が削れてしまう
研磨剤入りの歯磨き粉を使い続けると、歯の表面も削れていきます。すると、痛みを感じる神経がより外に近づくので、知覚過敏(冷たい物などを口にしたときキーンとしみる状態)になる可能性があります。
デメリット②:エナメル質が減る
強力な研磨剤は、本来は歯を守るはずのエナメル質までもすり減らしてしまうことがあります。エナメル質が減ると虫歯になりやすくなるので、要注意です。
これらのデメリットのことを考えると、一時的に少量の研磨剤入りの歯磨き粉を使うのはともかく、日常的に使うことはあまりおすすめできません。
※研磨剤が入っている歯磨き粉としては、ライオンのエチケットやシュミテクトなどの一部商品が挙げられます。
②プロピレングリコール
他にも気をつけなければいけない成分として、「プロピレングリコール」が挙げられます。「PG」とも表記されますが、歯磨き粉の乾燥を防ぐために使われています。
プロピレングリコールも体に多く取り入れると危険だと言われている物質です。歯磨き粉の他に、電子タバコなどに使われていますが、加熱するときに発がん性物質になるという研究結果もあります。
歯磨き粉に使われている量自体は少ないようですが、毎日使い続けると人体にどのような影響があるのかについて、安全性が確認されたわけではないので要注意です。
※プロピレングリコールが入っている歯磨き粉としては、NONIOやサンスターGUM、システマなどの一部商品が挙げられます。
そもそも歯磨き粉は必要?

多くの人が歯磨きに欠かせないと思っている歯磨き粉。でも実は、現在のような姿の歯磨き粉になったのは比較的最近なのをご存じでしたか?
現在のようなペースト状の歯磨き粉が登場するのは、日本では1900年代です。それ以前の江戸時代の頃は、砂などの粉状のものを使っていました。それよりも前は塩などを使っていたようです。
さらに前の時代では、歯磨き粉のようなものは使っておらず、木の枝などで歯を磨くのみでした。つまり、日本では長い間、化学物質が入った歯磨き粉は使っていませんでした。
もちろん昔から虫歯になる人はいましたが、現在のような歯磨き粉がない時代に、年老いても歯が健康だったという人の記録もあります。なぜなら、そもそも人間の口には歯を守る機能が元からあるからです。
例えば、唾液は歯を元の状態にすることを助けますし、歯の表面にあるエナメル質という固い層は歯を守っています。
確かに、化学の進歩とともに歯磨き粉は歯のケアを楽にしてきました。でも、食べ物をよく噛む・歯ブラシで丁寧に磨くなど日々の習慣によく気を使ってさえいれば、それほど化学の力は必要ないのかもしれません。
歯磨き粉の成分表ちゃんと見ていますか?パッケージ買い、値段買いは危険!?

とはいえ、歯磨き粉がないと何だか磨いた感じがしない、口臭が気になると感じることも事実です。では、みなさんは普段どんな歯磨き粉を買っていますか?
安いものや、パッケージのデザインが素敵なもの、「薬用」と書いてある歯磨き粉などは、特に魅力的に見えますよね。
でも前回の記事にもあるように、大手企業が出す歯磨き粉でも有害な物質が入っていることがあります。それで、歯磨き粉はパッと見た印象で決めてはいけないものだと分かりますね。
また、「薬用」歯磨き粉なら安全で効果があるように思えますが、実はこの「薬用」とは「医薬部外品」のこと。治療することが可能な医薬品とは少し違い、予防する効果があるものがこれに入ります。
ですから、「薬用」とあっても、病院でもらうような薬のイメージとは違うということです。また、これにも体にとってあまり良くない物質が含まれていることがあります。
つまり、歯磨き粉であっても成分表を確認して買ったほうが良いということなのです。では、どんな物質に気をつければよいのでしょうか?もうお分かりですね!
まとめ

健康に気をつけたいと思う方は、これから歯磨き粉は時間をかけて選ぶと良いのかもしれません。特にお子さんが使う場合は要注意だそうです。ぜひ、この記事を参考にしてみてください!