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側弯症(そくわんしょう)は、背骨が正面から見た時に左右どちらかにに歪んでしまう症状です。
子供や思春期の女性が発症した場合、数十年単位で経過を見る必要があります。
また先天性疾患として発症したり、筋や神経が原因で発症することもあります。
側弯症と診断された場合、医師の指示に従うことがとても大切です。
一方で日常生活においても、注意したい点もいくつかあります。
そこで今回は、側弯症でやってはいけないことについて、5つ紹介します!
肩掛けカバンを使ってはいけない
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側弯症と診断された場合、背骨が左右に歪むような生活はできるだけ控える事が重要です。
背中を丸めず姿勢を伸ばし、左右どちらかに傾く時間を減らすことを心がけます。
学生や社会人で左右に傾きやすい状況の一つが、カバンを持っての通勤・通学です。
通勤・通学カバンはリュックタイプを選び、重さを分散させると安心です。
エコバッグのような片手でもつカバンは、片側に傾きやすくなるため使うのは避けましょう。
肩掛けカバンは両手が空いて便利ですが、これもまた片側に荷物の負荷がかってしまいます。
それほど混雑しないのであれば、キャリーバッグなどのキャスター付きカバンもおすすめです。
学校指定カバンが肩掛けなどの理由で、どうしても使わないといけない事があるかも知れません。
その場合は時々持ち替えて、同じ方向に傾く時間が長くならないようにしましょう。
重い荷物は持たない
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カバンをリュックに変えて負担を分散させても、カバンの中身が重すぎると背骨に負担がかかります。
難しいかも知れませんが、できるだけ荷物は減らして軽い状態にしましょう。
日常生活でも、できるだけ重たい荷物を持ち運ばないようにします。
特に重い買物やダンボール箱は、キャリーカーゴや台車で運びましょう。
お米や水などの重量のある買物は、宅配を利用するのもアリです。
学校生活での荷物運びに関しては、担任に話して理解を得る事も必要です。
もし普段通り生活していいと医師から指導を受けているなら、他の子と同じように過ごしても大丈夫です。
ただし必要以上に重い荷物を持たないように、気をつける生活を心がけましょう。。
横向け・うつ伏せで寝てはいけない
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眠る時の姿勢によっては、背骨に負担をかけてしまいます。
できるだけ仰向けで眠り、横向けやうつ伏せで寝る事は避けましょう。
寝る前にスマホをチェックする人は、つい横向きになりがちです。
このまま寝てしまうと背骨がひねった状態となり、側弯症にはあまり良くありません。
抱きまくらを抱いて横向きで眠る人も、背骨がひねった状態になるのでやめましょう。
うつ伏せ寝は呼吸しやすいように首をひねるため、背骨に負担がかかりやすくなります。
また背骨が反り返った状態になり、腰に負担がかかるので注意が必要です。
寝やすい姿勢は人それぞれで、横向きや仰向けだとよく眠れる方もいるかも知れません。
どうしても眠れないなど不安がある場合は、医師に寝る時に姿勢について相談してみましょう。
頬をついたり足を組んだりしない
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授業中・仕事中はもちろん、リラックスタイムもできれば背筋を伸ばすようにします。
イスに座った時は、両足を床につけることを意識します。
足を組んでしまうと背骨にねじれが入るため、側弯症にはよくありません。
リラックスタイムでは、頬杖をつかない事を意識します。
頬をつくとついた側に体重がかかるため、背骨が歪みやすくなります。
ノートを取る時やテレビやパソコン画面を見る時に、やってしまいがちなので注意しましょう。
ごろ寝した時に手を頭につける「ひじまくらの姿勢」も、背中がねじれて負担がかかります。
寝ながらテレビや動画を見るのではなく、起きた状態で楽しみましょう。
片腕ばかり使うスポーツはしてはいけない
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側弯症は運動不足でも症状が進行しやすくなるため、基本的には体を動かしても大丈夫です。
ただし人によって症状が違うため、必ず医師に確認を取ってください。
運動してもいいとなった場合でも、重い物をもつような運動は背骨に負担がかかります。
ジムでのダンベルトレーニングなどは、負担が多いのでやめましょう。
その他の運動では、片腕に負担がかかる運動も背骨が歪みやすくなります。
野球・テニス・ゴルフなどは、利き手を多く使うスポーツなので注意が必要です。
陸上ですとやり投げ・砲丸投げなどの投擲種目が、片側に負担がかかるタイプとなります。
片側に負担がかからないタイプのスポーツでも、姿勢が悪いと台無しです。
ランニングやウォーキングでも背筋を伸ばして、左右均等になるよう意識しましょう。
まとめ
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側弯症で症状が進行していると、器具を付けて矯正したり手術が必要な事があります。
一方で子供のうちに発症した場合は、特に治療は行わずに経過を見る事が多いです。
経過を見守る場合でも、医師の指示に従う事がとても大切です。
普段の生活では正しい姿勢を心がけて、背骨のねじれや左右への負担をできるだけ減らしましょう。
側弯症は発症時期や症状によって、対応が変わる病気です。
医師の指導に従いつつ、やってはいけないことは避けて上手に付き合いませんか?
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