学童はいつまで行けるなどの素朴な疑問を解決します!

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核家族で夫婦共働きの家庭の心強い味方「学童」について色々と学んでいきたいと思います。

一昔前の様に祖父母と同居していて、両親が仕事をしていても学校から帰れば、爺ちゃん婆ちゃんが家に居て子供の面倒を見てくれる環境が、現在はかなり少なくなっていますよね。

それにより学童保育が少しずつスポットを浴びる事になり、今ではベッドタウンなどの大きな新興住宅地では学童の価値がかなり高くなってきています。

そんな学童についてまだ利用したことがない人は様々な疑問があるかと思いますので、小さな事から解決していきたいと思います。

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学童とはそもそもいつからあるのか?

そもそも、学童保育は親の就労支援の観点から捉えられ、両親が働いている児童の養護については児童の権利に関する条約に定めがあります。

児童の権利に関する条約第18条は以下の内容です。

『締約国は、父母が働いている児童が利用する資格を有する児童の養護のための役務の提供及び設備からその児童が便益を受ける権利を有することを確保するためのすべての適当な措置をとる』

あくまでも権利から派生したものになっているので、該当する人は誰でも利用出来るのが有難い事ですよね。

そして、学童保育の正式名称は「放課後児童健全育成事業」といい、学童保育は実は通称になります。

名称は他にも「放課後児童クラブ」や「学童クラブ」と呼ばれることもあります。

私は放課後児童クラブが馴染みがあるので、呼び方には地域の違いもあるんでしょうね。

さて、学童はいつからあるのか?それは1950年代頃に増え始め、当初は共働きの親たちが小学校低学年の子供を放課後に預ける必要に迫られ、今の学童保育のような施設を自分たちで整備するところからスタートしたようです。

その後、国によって正式に制度化され支援体制も作られたので、同様の施設が全国に広がりました。

逆を言えば、制度化されていなければ今の学童は存在しなかったかも知れないと思うとちょっと恐いですよね。

では、学童は一体どんな場所に存在しているのか?主に下記の場所にあります。

・学校の教室(7362ヵ所)
・学校敷地内(6226)
・児童館(2564)
・公的施設(3466)
・その他(5710)

※2018年発表「放課後児童健全育成事業の実施状況」データより()内は施設数

因みに私は祖父母が居たので、学童にはお世話になりませんでした。

なのでこんなに学童があったなんて今さら驚いています。

では、いつまで利用が可能なのか見ていきましょう。

学童の対象年齢はいつまでか?

まずは基本的な情報から説明すると、学童保育は小学1年生~6年生までの児童が利用できます。

そこに至るまでの経緯としては、2015年に児童福祉法が改正され、それまでは10歳未満の小学3年生までの児童が中心となっていました。

しかし、その改正後に学童保育の対象年齢が「小学校に就学している児童」となりました。

その結果、小学校4年生~6年生でも学童保育へ通う児童が増えていきましたね。

しかし、現状の学童へ通う児童の半数以上は小学校1年生~3年生の児童となっているのが現実です。

次に、預けられる時間ですが、学童保育が公立か私立なのかで大きく変わってきます。

まず、公立の学童保育は通常の利用時間が18時頃までの施設が多く、両親がフルタイム労働だと帰りの迎えに行くのが難しい場合もあります。

そのため、延長保育を行っている学童が増えています。

しかし、公立の学童は長くても19時までにお迎えが必要なことが殆どなので、両親がフルタイムで共働きの場合、費用は高くなるが公立より私立の学童を探した方がいいかも知れませんね。

学童ではどんな事を学ぶのか?

まずはじめに、学童は子供を安全な場所で預かる事が一番の目的で、子供を教育する場所ではない事が前提となっています。

そのため、学童に常駐している指導員は基本的に子供に勉強を教えたりすることは殆どありません。

学童で子供たちがどう過ごすのかは子供の自主性に任せ、怪我をしないように指導員たちは見守るだけというのが一般的なスタイルと思って下さい。

従って、学童保育で子供たちが遊ぶのか、本を読むのか、学校の宿題をするのかは子供たちの自主性に任せてるという訳なのです。

しかし、最近は子供への教育を求める両親の声が多く、民間が運営する学童の中には勉強を教えたり、ダンスの時間を設けたりと、教育プログラムを提供する学童も増えてきたようです。

ただ、どのような教育プログラムを提供するのかは幼稚園や保育園のように制度で決められたものはなく、学童の運営団体が個々で提供する教育プログラムとなっているので、場所により勿論差があります。

結果として「子供の安全」を確保する場所と言う共通認識であればいいと思います。

自宅で児童が一人で居るのを想像すると、昨今は物騒な世の中なので気が気じゃないですよね。

その意味では学童は本当にいい制度に護られているなと思いますよ。

まとめ


学童はそんな難しく考えず、小学校の課外活動だと思えばいいですよね。

地域によっては放課後にサッカークラブがあって、そっちに行ったりする子供もいるでしょうし、様々な受け入れ場所があります。

そんな学童を利用している両親は、自宅で子供と過ごす際には思いっきり愛情を注いであげて下さいね。

そうする事で、学童で過ごしている寂しさを子供は感じなくなると思います。

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