ひな祭りにはおめでたい料理として、ちらし寿司がよく食べられています。
味の染みた材料とさっぱりした酢飯は、いくらでも食べられてしまいます。
ひままつりにちらし寿司を食べるのは、材料のなかに縁起がよい具材が入っているからです。
エビ・レンコン・豆がそうなのですが、その他にもどんな材料を入れたらいいのか気になりませんか?
そこで今日は、ひな祭りにぴったりなちらし寿司の材料について紹介します!
ひな祭りのちらし寿司に入れたい材料は?
元々ひな祭りには、「なれずし」という魚を発酵させた料理を食べていました。
ちらし寿司へと変わったのは、江戸時代になってからだと考えられています。
そんなちらし寿司ですが、エビ・レンコン・豆を入れる事で縁起のよい食べ物となります。
・エビ
丸まった背中は老人のようで、長いヒゲもあることから長寿の象徴となっています。
また茹でると赤くなる点も、おめでたい食材となります。
・レンコン
穴が沢山開いていることから、見通しが良くなる象徴となりました。
・豆
「マメに働く」につながることから、仕事運や健康運が良くなる象徴となります。
また、ちらし寿司を美味しくしたいなら、次の具材もおすすめです。
・錦糸卵
・桜でんぶ
どちらもきれいな色合いと、甘い味付けがすし飯によく合います。
・いくら
・とびっこ(とびこ)
魚の卵はたくさん生まれることから、子孫繁栄の縁起物にもなります。
・しいたけ
・かんぴょう
甘く煮付けたしいたけやかんぴょうは、ちらし寿司の定番具材です。
・マグロ(赤身)
・サーモン
・ブリ
刺身を盛り付けると、海鮮ちらしになります。
マグロやサーモンは彩りも良いですし、柔らかいので誰でも食べやすくておすすめです。
基本のちらし寿司の作り方
ひな祭りに食べたい、基本のちらし寿司の作り方を紹介します。
材料(4人前)
米 3合
市販のちらし寿司(五目寿司)の元
卵 3個
☆酒 小さじ2
☆砂糖 小さじ2
☆塩 少々
レンコン 100g
★お酢 50cc
★水 50cc
★砂糖 大さじ2
★塩 少々
むきえび 8~10尾
片栗粉 大さじ1
塩 1つまみ
水 大さじ1
いくら 大さじ2
絹さや 5本
刻み海苔 適量
桜でんぶ 大さじ1
作り方
1・レンコンは5mm程度の輪切りにし、小さじ1のお酢を加えたお湯で3分程度ゆでる。
2・★を混ぜ、水気を切った1と混ぜて一晩寝かせて酢レンコンのできあがり。
3・むきえびは背わたを取り除き、片栗粉・塩・水と一緒に揉み込んでから流水で洗い流す。
4・鍋に小さじ1の塩を加えたお湯を沸かし、沸騰したらエビをいれてもう一度沸騰させて火を止める。
5・お湯が冷えるまで待ってからエビを取り出し、水気を切る。
6・米を炊き、市販のちらし寿司の素と混ぜる。
※一般的にちらし寿司の素は、1袋で1.5合分です。袋の説明をみて分量を調節してください。
7・卵と☆を混ぜ、油をしいて中火にかけたフライパンに流し入れる。
8・全体に広まったら火を止め、蓋をして3分ほど待ってから、そっと取り出す。
9・まな板の上に広げ、端を切り落としてから三つ折りにし、細切りにして錦糸卵の出来上がり。
10・絹さやは筋を取り、水を少しふりかけてラップをかけてから、電子レンジで1分加熱する。
11・器にすし飯を盛り付け、全体に錦糸卵を乗せる。
12・彩りよく、エビ・酢レンコン・絹さや・いくら・桜でんぶ・海苔を乗せて完成。
市販のちらし寿司の素には、レンコン・しいたけ・かんぴょうなどが入っています。
絹さやはマメの仲間ですので、エビを加えれば縁起のよいちらし寿司になりますよ。
ひな祭りにぴったりなちらし寿司ケーキの作り方
いつものちらし寿司も美味しいですが、ケーキみたいに仕上げると子供が喜ぶ一品になります。
材料(4人前)
米 3合
市販のちらし寿司のもと
酢レンコン 100g
錦糸卵 卵3個分
ゆでたむきえび 10個
いくら 大さじ2
ほうれん草 200g(1束)
ゆで卵 4個
アボカド 1個
まぐろ刺身用 100g(柵になっているもの)
刻み海苔 適量
桜でんぶ 大さじ2~3
この他に、18cmのケーキ型とラップを用意してください。
作り方
1・鍋にお湯を沸かしてほうれん草を1分程度茹で、水気を絞ってから食べやすい大きさに切る。
2・ゆで卵は縦に四等分し、酢レンコンは半月状に切る。
3・マグロとアボカドは、2cm程度のサイコロ状に切る。
4・ご飯にちらし寿司の素を混ぜ、三等分する。
5・ケーキ型にラップを敷き、すし飯を1/3詰めて上から軽く押す。
6・全体に桜でんぶをまぶしてからすし飯を1/3詰めてならし、ほうれん草を全体が隠れるように乗せる。
7・残りのすし飯を詰めてならしてからケーキ型を外し、錦糸卵を全体に乗せる。
8・円周に酢レンコンとゆで卵を並べ、内側にエビ・マグロ・アボカド・いくらをきれいに乗せる。
9・全体に刻み海苔を散らして完成。
食べるときはケーキのように切り分け、お好みで醤油を軽くかけていただきましょう。
まとめ
ひな祭りは女の子の幸せを願うお祝いで、ちらし寿司にも縁起を担いだ材料が使われています。
ぷりっとした食感のエビは長寿の象徴で、レンコンは先が見通せる縁起ものです。
仕事運や健康運のご利益がある豆も入れて、ちらし寿司をパワーアップさせましょう。
基本のちらし寿司の作り方を覚えれば、応用でケーキみたいなちらし寿司も作れます。
ひな祭りには縁起のよい材料を入れて、おいしいちらし寿司を食べませんか?
▼関連記事 いまさら聞けないひな祭りのうんちく6選!子供に教えたい!
▼関連記事 ひな祭りに飾るつるし雛は手作りできる?簡単な作り方を紹介!
▼関連記事 ひな祭りの人形にはどんな意味があるの?知りたい!
▼関連記事 ひな祭りのレシピで3才が喜ぶものが知りたい!
▼関連記事 ひな祭りにぴったりな、そぼろレシピを紹介します!
▼関連記事 ひな祭りの昔や今の風習の違いってあるの?
コメント