赤ちゃんが、首が反る姿勢で寝る原因は?脳性麻痺を疑うべき?

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赤ちゃんの世話は楽しいこともありますが、同時に不安になることもたくさんありますよね。特に一人目だと、確かめたいことがたくさんあると思います。

そんな不安の一つは「赤ちゃんが反り返るけれど問題ないの?」ということではないでしょうか。「反り返りは脳性麻痺のサイン」という話を聞いて、不安に思う方は多いようです。

でも実は、赤ちゃんが反り返るとき、ただ不快感を訴えている場合や、寝返りの練習をしている場合があるって知っていましたか?

この記事では、赤ちゃんの反り返りの原因と対処方法、脳性麻痺かどうかの判断方法について紹介したいと思います。

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反り返りってどういう状態?

赤ちゃんがあおむけで寝ているときに、首や背中が床から浮くように頭と足で突っ張る状態を反り返りと呼びます。横から見ると弓なりになっている状態です。

また、寝ているときだけではなく、抱っこされているときも赤ちゃんが反り返ることがありますが、赤ちゃんが落ちそうになったり頭をぶつけそうになったりするのでヒヤヒヤすると思います。

なんであんなに反り返るの?

寝ているときに反り返っている赤ちゃんはあまり楽な姿勢には見えないので、脳性麻痺や自閉症などの障害なのではないかと不安に思う人が多いようです。

しかし、障害ではなく他の原因がある場合が多いって知っていましたか?では、反り返りには他にどんな原因が考えられるのでしょうか?

反り返りの原因①:赤ちゃんなりのコミュニケーションなのかも!?

まだ言葉を話せない赤ちゃんは、泣いたり体を使ったりして「今、自分はこんな気持ちなの!」と訴えようとします。それで、赤ちゃんが反り返ることで自分の感情を伝えていることもあります。

例えば、寝ているときに赤ちゃんが泣きながら反り返っているなら、「眠い」・「お腹が減った」・「おしっこをした」などの不快感を訴えている場合があります。

もし泣いていなくても、背中の不快感を訴えている可能性はあります。服が暑かったり、布団が暑かったりして背中に汗をかいていると、反り返ることがあるようです。

反り返りの原因①の対処方法

反り返りながら泣いている場合、今どんな気持ちなのか色々試して確かめてみましょう。それで解決する場合もあります。

でも時々、抱き上げてもさらに反り返りがひどくなることってありませんか?それは、抱き方が関係しているかもしれません。

赤ちゃんの頭や足がプラプラ浮くように抱いていると反り返りしやすくなってしまうようです。また、抱き心地が固いと感じると反り返ることもあるとか…。

なるべく赤ちゃんが丸まるような抱き方にしてみたり、柔らかい毛布ごと抱いてあげたりすると、反り返りがやむことがあるそうなので試してみてください。

また赤ちゃんが、背中が暑くて汗をかいている場合は、汗を拭き、服を一枚脱がせるか薄いものと交換します。他にも、敷布団を通気性の良いタイプのものか、ひんやりと感じるタイプのものに替えることができますね。

最近では、床の熱が伝わることを避けられるハンモック式のベッドも売っているようです。赤ちゃんが落ちないようになっているので試してみると良いかもしれません。

反り返りの原因②:成長の証?寝返りしようとしているのかも!?

赤ちゃんは、だいたい生後3~4か月くらいになると寝返りの練習を始めると言われています。(個人差があります)

それで、あおむけで寝ているときにうつ伏せになろうとして反り返りをすることがあります。赤ちゃんが特に機嫌が悪いような感じでなければ、ただ練習しているだけかもしれません。

反り返りの原因②の対処方法

寝返りの練習とはいえ、反り返りが癖にならないように手伝ってあげるとよいでしょう。反り返ったときに、窒息しないよう気をつけながら軽く押して横にコロンと転がしてあげてみてください。

「赤ちゃんが反るのは脳性麻痺の症状」これって本当?

これまで、赤ちゃんが反り返りをする障害以外の原因を紹介してきました。しかし、かなり強く反る赤ちゃんが脳性麻痺だったケースもあります。

では、障害がない赤ちゃんの反り方と障害がある赤ちゃんの反り方では何か見てわかる違いがあるのでしょうか?

まず、脳性麻痺とは何でしょうか?脳性麻痺は、胎児のときか産まれてすぐの時に何らかの原因で生じる脳の障害のことです。脳性麻痺になると、体が麻痺したり、固まったような状態になったりします。

とはいえ、赤ちゃんが産まれてすぐの頃に脳性麻痺と診断するのは難しく、ほとんどが成長していくにつれ症状が出て、定期健診などで発覚するというケースです。

赤ちゃんの頃に出る症状としては、強く反る、ミルクを上手く飲めない、動きが制限されている、足や手が突っ張るなどが挙げられます。(どんな症状が合わせ出るかには個人差があります)

しかし脳性麻痺ではない赤ちゃんでも、強く反ったり、ミルクを上手く飲めなかったりすることはあります。その場合、成長とともにそれらの特徴がおさまってくることがほとんどです。

ですから、赤ちゃんの反り返り=脳性麻痺とすぐに決めつける必要はありません。他の症状も出ていないかをしばらく観察してみて、それでも不安に思うときは小児科などに行ってみるのが良いと思います。

まとめ

今回の記事では、寝ているときに首が反る姿勢になる赤ちゃんは、脳性麻痺以外の理由でそうしていることが多いということを紹介してきました。ぜひ参考にしてみてください!

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