声優・花江夏樹。人気の理由は「～だけど、かっこいい」のギャップ！

今話題に上ることが多い声優といえば、花江夏樹さんです。テレビに出ることもあり、人気声優の一人となっています。現在29歳ですが、すでに多くの有名作品に出演しています。

そんな花江さんのキャラクターの演技の魅力として「ギャップ」が挙げられることがあります。つまり、キャラクターの普段の声とかっこいい声の演じ分けが上手いということです。

この記事では、花江さんの「～だけど、かっこいい」のギャップが分かるキャラクターを紹介していきたいと思います。

可愛いけど、かっこいい！―『ダイヤのA』小湊春市

花江さんの代表作といえば、『東京喰種トウキョウグール』の主人公「金木研/佐々木琲世」や『鬼滅の刃』の主人公「竈門炭治郎」などがよく知られているかもしれません。

でも他にもまだまだ、花江さんの演じるギャップが生かされているかっこよくて魅力的なキャラクターがいます。

まずは、2013年放送開始のアニメ『ダイヤのA』からです。強豪校の男子野球部を描いた人気の漫画をアニメ化した作品で、多くの人気声優が出演していることでも有名です。

そんな中で、花江さんは主人公と同じチームで同学年の「小湊春市」を演じました。小湊春市はとても可愛らしい見た目で、物静かで照れ屋な性格のキャラクターです。

そもそも花江さんは優しい声なので、こういった可愛いキャラクターは得意としています。それに加えて、試合になるとかっこいいというギャップを上手く演じました。

また、アニメの続編で1年生から2年生になった春市ははっきり物を言うようになるのですが、その少し毒舌な口調と可愛い口調の時の使い分けのギャップもかっこいいと評判になりました。

次に紹介するのは2013年放送開始の『凪のあすから』です。これは海の世界で暮らしていた少年少女が廃校をきっかけに陸の学校に行くようになり、様々な出会いと出来事を通して成長する話です。

花江さんのアニメの初レギュラー出演は2012年ですが、その後すぐに主人公の「先島光」役に選ばれました。

光は、最初はいかにも中学生男子というような性格で、片想いしている幼馴染になかなか素直になれません。でも、勇気やしっかりした部分も持っています。

花江さんにしては珍しいやんちゃキャラでしたが、実は思いやりがあるという一面をかっこよく演じていました。

また、このアニメはよく「2クール目から化けた」と言われていています。第一部の最後で大きな変化をもたらす出来事が起きた後、第二部で光を含め登場人物は様々な葛藤を経験することになります。

この2クール目でさらに花江さんのギャップの演技が光りました。1クール目では子供っぽさを残していた光が「少年」から「男」になる成長過程を繊細に演じ、視聴者を感動させました。

『ツキプロ。』とは架空の芸能事務所であるツキノ芸能プロダクションのことで、声優さんが演じる多くのグループが所属しています。

2017年には所属するユニットが実際に国技館でライブを行うなど、2.5次元の活動をしています。アニメも実際にあった2017年のライブまでの日々を描いたものになっています。

花江さんは、そのアーティストグループのうち「SolidS（ソリッズ）」のメンバーの一人「世良里津花」を担当しています。現在は28歳の男性で、父親がフランス人です。

世良里津花は、中性的な外見で、普段は優しくて穏やかな性格です。ところが激しい歌を歌うときは大人の男性の色気があふれる声になる、というギャップがファンの心を鷲掴みにしたようです。

花江さんの演技力と、歌唱力どちらも楽しめるキャラクターです。また、普段は「男子」を演じることが多い花江さんが「男性」を演じていて、新たな一面をみることができます。

これまで、ギャップが楽しめるキャラクターを紹介してきましたが、実は花江さん自身も普段の様子と声優としての姿のギャップがかっこいいと言われています。

花江さんは一見すると笑顔が可愛くてほんわかしている印象です。しかし声を演じるときには、優しさだけではなく、狂気、闘争心、責任感などを感じさせるいろんな声に切り替えています。

本気で仕事をしている男性はかっこよく見えるものですが、声優モードのときの花江さんも仕事に対する誇りや真剣さが伝わってきてとてもかっこいいです。

また、最近ではゲームをしているときは男子中学生のように盛り上がる一面も明らかになってきて、多くの人が花江さんの普段の姿にも注目しています。

いかがでしたでしょうか。気になる作品があったら見てみてください。今後も花江さんがどんなギャップを演じてみせてくれるのか楽しみに待っていましょう！