肌が乾燥してうろこ肌に!どうしたらいい!?

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肌が乾燥してうろこ肌に!どうしたらいい!?

乾燥が進むと肌が固くなり、サメ肌や魚のうろこの様な肌になることがあります。

粉を吹いたり痒みがでたり、とても不快な症状です。

肌荒れは、角質層の水分保持能力が低下して、肌が乾燥するトラブルです。

乾燥することにより、外的刺激から守るバリア機能が低下するため、トラブルが

起こりやすくなっています。

ここでは、そんなうろこ肌になる原因と対策、ケアの方法などを4つの項目にわけてご説明いたします。

●うろこ肌とは

●乾燥肌と痒みの関係4つ

●うろこ肌のケアの仕方

うろこ肌ってどんな状態?

うろこ肌とは、乾燥により肌表面で水分を保つ機能が落ちて角質がたまり、皮膚が小板状に剥がれたような状態で、「鱗屑(りんせつ)」ともいわれます。

ザラザラして粉をふいたり、白く毛羽立ったような見た目になることもあり、乾燥がひどくなると鱗屑は大きくなり、薄皮が剥がれたりしだします。

そのうろこ模様の古い角質は、元気な角質の水分まで奪ってしまい、乾燥は進行します。

その結果、「うろこ肌」と「乾燥肌」を同時に進行させてしまうのです。

冬場の乾燥した空気で一時的に肌が乾燥することはよくありますが、乾燥が長期間続いたり炎症がひどい場合は、乾皮症や乾燥性皮膚炎などの皮膚病になっている場合があるので、治療を受ける必要があります。

乾燥と痒みの関係

そんな乾燥による痒みの原因は、主に4つあります。

どんな原因があるか、それぞれ見ていきましょう。

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1 気温や湿度によるバリア機能の低下

気温が低くなると血行が悪くなり、肌細胞に栄養が届きにくくなります。

また、汗をかかなくなることも皮脂膜の減少を招きます。

皮脂膜はバリア機能の一つで、皮脂と汗から作られます。

したがって汗は天然の保湿因子の一つ、バリア機能に役立っているのです。

さらに空気の乾燥により、お肌の中の水分量が少なくなり、皮膚表面に細かいひび割れができ体内水分の過剰な蒸発により、皮膚から水分が失われてしまいます。

バリア機能が低下した角層は、アレルギー反応を引き起こすアレルゲンなどが体内に入りやすくなり、衣服の擦れなどのちょっとした刺激によっても痒み神経を刺激することでますます痒くなってしまうのです。

2 エアコンや暖房器具による乾燥

四季がある日本では、どの地域もエアコンをつけるのが一般的ですが、エアコンは空気を乾燥させてしまいます。

冷房時は、部屋の湿度は変わらなくても、空気中の水分量は減り、暖房時は、空気中の水分量は大きく変わらなくても部屋の湿度が下がっているのです。

また、電気こたつや電気毛布などはかゆみがひどくなりがちなので、使用は最小限に留めましょう。

3 熱いお風呂や摩擦による乾燥

熱いお風呂や長時間の入浴は、皮脂や角質の保湿成分が奪われます。

さらにナイロン製のボディタオルは乾燥した肌には刺激が強く、ボディソープなどをつけてゴシゴシ擦ると、さらに肌表面の皮脂膜を剥がし、角質を痛めてしまいます。

特に「かゆい」といって余計にゴシゴシこすりすぎたりすると、さらに肌状態が悪化してしまうので、優しく洗うようにしましょう。

4 不規則な生活や食事

寝不足や食生活の乱れが、乾燥や肌荒れの原因となり、かゆみを引き起こすこともあります。

極端なダイエットなどは、栄養不足によりお肌に余分な栄養が届かず、カサカサのお肌になりやすく、乾燥や紫外線などでダメージ下肌を修復する成長ホルモンは、寝ている間に活発に働くため、睡眠不足や昼夜逆転の生活は肌荒れの原因となります。

規則正しい生活を送ることが、望ましいのです。

ケアはどの様にするの?

うろこ肌のような乾燥肌は、先にも言いましたように、バリア機能が低下して、様々なアレルゲンや刺激が入りこみやすい状態になっています。

したがって、脱脂力の強い洗浄剤や刺激の強い基礎化粧品は使わずに、肌に優しい基礎化粧品を使うことが重要です。

肌に水分を与え、必要以上に落とさず、潤いを保持する保湿成分をつけ、せっかくつけた保湿成分が蒸発しないように、フタの役割のクリームや乳液をつけます。

それでもしみたり、赤みがでるときは、診察を受けましょう。

体内の水分量も減っている状態のため、水を1.5ℓは飲むようにします。

過度な暖房や長湯、温湯に気を付けて、加湿にも気を配ってください。

睡眠時間を確保し、規則正しい生活をするよう心がけましょう。

また、内側からの改善は、血行促進のある栄養素を取ることも大切です。

皮膚や粘膜の潤いを保持し、新陳代謝を活発にするビタミンA…レバー、サバ、イワシなどの青魚、乳製品、緑黄色野菜、卵

乾燥肌に不足しがちなコラーゲン生成を促し、抗酸化作用のあるビタミンC…パプリカ、レモンなどを始めとする野菜、果物

皮膚を外部の刺激から守り、角質層の水分を保持するセラミド…こんにゃく、ひじき、ワカメ、黒豆など

これらの栄養素は、乾燥が気になる方だけでなく、健康な体作りにも必要な栄養素です。

最近はサプリメントなどで手軽に取り入れられるので、サプリメントも上手に使えるといいですね。

まとめ

いかがでしたでしょうか。

乾燥によるうろこ肌をケアするということは、健康な体作りにも一役買うということですね。

乾燥で皮膚を搔いてしまうと、皮膚の細胞から炎症を促す様々な物質やかゆみの神経にはたらく物質が放出されて、結果的に皮膚炎がさらに悪化し、かゆみも強くなります。

いったん掻き始めると、そのまわりの皮膚もかゆくなり、もともとかゆかった場所よりも広い範囲を搔いてしまい、皮膚のダメージは広がり、皮膚炎はどんどん悪化します。

この「かゆみのループ」に陥らないためにも、毎日のケアや生活を見直してみてはいかがでしょうか。

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