「おでこが油でぬるぬるしている」、
これは男性も女性も気にする
肌トラブルの一つです。
前髪がぺったりおでこにくっついたり、
不潔に見えたりするのは嫌ですよね。
あるあるなのは
「洗っても洗っても油がとれない!むしろひどくなる」
ということですが、この場合
何か良い方法はあるのでしょうか?
おでこの肌ぬるぬるにごしごし洗顔は逆効果?
肌が油でぬるぬるしていると
しっかり洗顔して落としたくなりますが、
実はこれは逆効果です。なぜでしょうか?
そもそもこの「ぬるぬる」の正体は『皮脂』です。
皮脂は毛穴から分泌されます。主な役割は、
肌の保湿と病原菌が侵入するのを防ぐことです。
つまり、肌に必要なものなのです。
普通は問題がないのですが、
思春期から成人になったある時点まで、
ホルモンの影響で皮脂の量が
増えることがあります。
そういう時に、皮脂を洗顔などで
しっかり落としてしまうと、
体が「皮脂が足りなくて肌が乾燥してしまう」と
判断して、皮脂を分泌してしまうのです。
つまり、夏でも冬でも
おでこの脂が多い人は
洗いすぎが原因の可能性が高いわけです。
ではどういう対処法があるでしょうか?
いくつかご紹介しますね。
肌の保湿~どんなスキンケアをすれば良いの?
おでこの脂を抑えるためには、
肌を乾燥させないために
保湿することが大事です。
普段からあまりにも頻繁に
あぶらとり紙などを使わないようにしましょう。
また洗顔のやり方を変える
必要があるかもしれません。
もちろん肌を清潔に保つ程度の洗顔は必要です。
ただ、ごしごし洗いは避けましょう。
また、洗い流す力が強い洗顔料を使うと、
皮脂が減りすぎてしまいます。
洗顔料によっては、肌のベタつきを
しっかり落とすタイプかどうか
書いてあるので確認しましょう。
女性ならメイクは薄めにするか、
軽めのファンデーションを使う
のがおすすめです。
毛穴を塞がないようにするためです。
帰宅したら、すぐにメイクを落としましょう。
面倒くさくても寝る前には
必ず落とすことが大事です。
肌をリラックスさせる必要があるからです。
メイク落としは、クレンジングオイルタイプ
などがおすすめです。オイルと皮脂が
なじんで優しく洗い流せます。
他にも保湿成分が配合されている
ものを選ぶと良いですよ。
そして重要なのは、保湿です。
保湿液は、さっぱりタイプがおすすめですが、
乳液などでべたべたするのを
避けすぎると乾燥してしまうので要注意です。
皮脂が出すぎる人のための
薬用化粧水も最近は登場している
みたいなので、チェックしてみてください!
ただし、こういった製品の効果が
出なかったり、肌に合わなかったり
する人もいます。そういう人は
早めに皮膚科医に相談するのも一つの手でしょう。
食事に気をつけよう!皮脂の出すぎは食生活と関係あるかも!?
ぬるぬる肌の原因はホルモンや
乾燥だけではありません。
食生活も関係してくることがあります。
脂質が多い、つまり脂っぽいものを
食べすぎると、余分な脂が肌から
出されることになります。
外食やコンビニ弁当などが多い方は
控えめにしてみましょう。
脂質は、脂が多い牛肉・ナッツ・
生クリームやチーズなどの乳製品・
魚卵などにも多く含まれます。
ただ、脂質も体にはある程度
必要なものなのでバランスが大事ですね…。
ではどういう食べ物が
肌には良いのでしょうか?
やはりバランスの良い食事が大切ですが、
特にビタミンBを意識して
取り入れることをおすすめします。
なぜならビタミンB群は、
糖質や脂質の分解を助けてくれるからです。
皮膚の入れ替わりも助けてくれる
ビタミンB2やビタミンB6は特におすすめです。
ビタミンB2はレバーや緑黄色野菜に
多く含まれています。
ビタミンB6はこちらもレバーや果物に多く含まれています。
私の家族もおでこの皮脂が多く、
ニキビがたくさんできていたので悩んでいました。
それでビタミンBを意識して
取り入れ始めたところ、症状が改善してきました。
生活習慣を正そう!生活の乱れは肌の乱れ!
あぶら肌と直接の関係はなさそうな
生活習慣ですが、実は生活習慣が
肌の状態に影響していることもあるんです!
どういうことなのでしょうか?
まず、知っておきたいのが
「成長ホルモン」についてです。
子供が成長する上で大切なホルモンですが、
脂肪の分解や代謝を助ける働きが
あるので大人になっても必要になります。
ところが、この成長ホルモンは
若いときには多いのですが、
20歳をこえると減っていってしまいます。
そのままだと、肌の乾燥や肥満の原因になります。
さきほども取り上げましたが、
肌の乾燥はあぶら肌の大敵です。
では、成長ホルモンを少しでも
増やす方法を見ていきましょう!
(1)睡眠
睡眠は成長ホルモンの分泌に
大きく関係があります。とはいっても、
仕事が長引いたり、育児が大変だったり
と早く寝るというのは難しいときがありますよね。
それで睡眠時間の確保が難しい人は、
「質の良い睡眠」を目指しましょう。
つまりホルモンの分泌と関係がある
脳がぐっすりリラックスして
休めるようにする、ということです。
そのために部屋を暗くし、
寝る前はスマホやパソコンを
使わないようにしましょう。
部屋を適度な温度や湿度に調整して、
寝苦しくて夜中に起きることを避けます。
(2)運動
適度な運動も大事です。最近の調査では、
運動習慣がある人は美肌になる
可能性が高いという結果が出ました。
運動することで肌の代謝が上がりますし、
軽い疲れは前に書いた
質の良い睡眠にもつながります。
(3)ストレス発散
実はストレスも肌の生まれ変わりを邪魔します。
習慣的に運動や趣味でストレスを発散しましょう。
また、1日の中で静かにリラックスする
時間を取ることも大事です。
まとめ
これまでのように
おでこのぬるぬる肌を
あきらめる必要はありません!
地道な習慣を始めて
理想の肌への一歩を踏み出しましょう!
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